人材紹介の立ち上げ支援・立ち上げコンサルの選び方|依頼先4タイプの違いとAIで少人数でも回す設計

コラム記事
人材紹介事業 立ち上げ支援

人材紹介の立ち上げ支援・コンサルは、
「許可の先」を見て選ぶ。

依頼先は4タイプ。手に入るものがそれぞれ違います。選ぶ前に確認したい7つのことと、AIで少人数でも回す設計を、立ち上げ150社以上を支援してきたコンサルタントの視点で整理しました。

全国の有料職業紹介 許可事業所

34,348事業所

新規許可(2026年8月)

253事業所

新規許可(2026年9月1日付)

293事業所

公開日 2026年9月29日|更新日 2026年9月30日
執筆:溜貝 佳央梨(LAPUP株式会社 COO/人材紹介事業 立ち上げ支援 担当コンサルタント)

「人材紹介 立ち上げ 支援」「人材紹介 立ち上げ コンサル」で探している方の多くは、「許可さえ取れば何とかなる」とは考えていません。許可を取ったあとに何が起きるのかが見えないから、支援先を探しています。

その見立ては正しいです。厚生労働省の人材サービス総合サイトで数えると、有料職業紹介の許可は毎月およそ250事業所ずつ新しく出ています。許可を取る会社は多く、止まる場所は許可の先にあります。

全国の有料職業紹介許可事業所34,348、新規許可は2026年8月253件・9月1日付293件
出典:厚生労働省「人材サービス総合サイト」許可・届出事業所一覧を全件取得して集計(LAPUP調べ・令和8年9月1日現在)。
01

  1. 人材紹介の立ち上げでつまずくのは「許可」ではなく「求職者集め」
    1. 許可申請から開業までの流れと期間
  2. 人材紹介の立ち上げ支援は4タイプ。手に入るものが違う
    1. どのタイプの人材紹介の立ち上げ支援を選ぶか(判断の目安)
  3. 人材紹介の立ち上げコンサルに頼めること・頼めないこと
    1. 人材紹介の立ち上げ支援を依頼する前に、社内で決めておく3つ
  4. 人材紹介の立上げコンサルを選ぶときに確認したい7つのこと
  5. 人材紹介の立ち上げで、よくある失敗5つ
    1. 1. 片手間で始める
    2. 2. 未経験で1つの領域に絞る
    3. 3. 求職者の集め方が決まっていない
    4. 4. 求人をゼロから開拓する
    5. 5. 決定数だけを見て、撤退基準が無い
  6. AIで少人数でも回す|AIに渡す作業、人に残す判断
    1. 求人開拓のアポリストもAIで作れる
    2. AIの導入は、3つの順番で進める
  7. 事業会社が人材紹介を始めると有利な理由
    1. 人材派遣会社が人材紹介を始める場合
    2. 賃貸不動産会社が人材紹介を始める場合
    3. HP制作・SNS運用・広告の会社が人材紹介を始める場合
  8. 立ち上げから「決定が続く状態」までの流れ
  9. 立ち上げ支援の費用の考え方と、使える補助金・助成金
    1. 求職者集めのLP・広告には、補助金が使える場合がある
    2. CA・RAの研修には、助成金が使える場合がある
  10. 支援事例|許可取得から「決定が続く状態」まで
  11. LAPUPの人材紹介事業 立ち上げ支援と担当コンサルタント
  12. よくある質問

人材紹介の立ち上げでつまずくのは「許可」ではなく「求職者集め」

人材紹介がうまくいかない最大の原因は、求職者が集まらないことです。

許可の手続きは、要件と書類がはっきりしています。財産的な要件は「資本金500万円」ではなく、基準資産額(資産から負債を引いた額)が500万円以上、現金・預貯金が150万円以上です(いずれも1事業所の場合)。これに職業紹介責任者の選任(講習の受講)と事務所の要件が加わります。要件に当てはまるかどうかの最終判断は、管轄の労働局や専門家に確認してください。

有料職業紹介の許可要件:基準資産額500万円以上・現金預貯金150万円以上・職業紹介責任者・事務所(1事業所の場合)
「資本金500万円」ではありません。事業所が増えると財産的な要件も上がります。

許可申請から開業までの流れと期間

有料職業紹介の許可は、事業所を管轄する労働局を経由して厚生労働大臣に申請します。流れは次のとおりです。

  1. 要件の確認:財産的な要件、職業紹介責任者、事務所の3つを満たしているかを確かめます。
  2. 職業紹介責任者講習の受講:責任者になる人が、指定の講習を受けます。
  3. 書類の準備:事業計画書、財務の書類、事務所の図面などをそろえます。
  4. 労働局へ申請:手数料(収入印紙)は1事業所で5万円です。
  5. 許可・開業:申請から許可まで、おおむね2〜3か月を見込みます。許可のときに登録免許税9万円がかかり、許可の有効期間は初回3年、更新後は5年です。
許可申請から開業までの流れ:要件の確認→責任者講習→書類の準備→労働局へ申請→許可・開業(申請からおおむね2〜3か月)
期間・金額は2026年9月時点の一般的な目安です。申請時期と必要書類は、管轄の労働局に確認してください。

許可を取るまでの手順は、ここまでで一通り終わります。申請書類の作成は、社会保険労務士や行政書士に依頼できます。この記事で扱う「立ち上げ支援」は、その先にある事業づくりの話です。

難しいのはその先です。求人は求人データベースを使えば手に入ります。ところが、推薦できる求職者がいない。ここで多くの会社が止まります。

許可を取得→最初の1件が決まる→2件目が出ない。止まるのは3つ目の段階
最初の1件は、たいてい知り合いから出ます。2件目が”狙って”出るかどうかが本番です。
02

人材紹介の立ち上げ支援は4タイプ。手に入るものが違う

「人材紹介 立ち上げ 支援」で検索すると、性質の違うサービスが同じ画面に並びます。まず、どこまでを頼めるのかで分けると選びやすくなります。

タイプ 主に手に入るもの 向いている会社 確認しておきたいこと
① 総合コンサル(人材ビジネス部門) 市場・収支モデル、他業種の事例、経営目線の計画 複数の新規事業を比べて決めたい会社 人材紹介を専門に見る担当がつくか。月次の助言だけか、実務まで入るか
② 立ち上げ特化のコンサル・伴走 集客・面談・推薦の型、CA・RAの育成、KPI設計 事業として本気で立てたい会社 支援が終わったあと、自社だけで回る状態になるか
③ 求人データベース・プラットフォーム 推薦できる求人、集客支援、記事・資料 求人の確保を急ぎたい会社 求職者集めと面談・推薦の設計は自社で持つ必要がある
④ 開業パッケージ・FC 看板、マニュアル、立ち上げ手順 未経験の個人が独立する場合 継続費用と、やめるときの条件
(別枠)許可申請の専門家 許可申請の書類・要件の確認 全員 許可の後の事業づくりは範囲外
人材紹介の立ち上げ支援4タイプ(総合コンサル・立ち上げ特化・求人DB・パッケージ/FC)で手に入るものの違い
一般的な傾向を示したもので、個々のサービスの内容は各社に確認してください。

どれが良い悪いではありません。①〜④は組み合わせて使うものです。たとえば立ち上げ期は③の求人データベースで推薦先を確保し、②で求職者集めと育成の型を作る、という組み方が現実的です。

大事なのは、自社で最も足りないものを、そのタイプが持っているかです。多くの会社で一番足りないのは、求職者を集めて決定につなげる設計です。

どのタイプの人材紹介の立ち上げ支援を選ぶか(判断の目安)

自社の状況 合いやすいタイプ
人材紹介をやるかどうか自体をまだ決めていない。他の新規事業とも比べたい ① 総合コンサル(比較検討)→ やると決めたら ② へ
やると決めた。求職者を集める接点や予算はあるが、面談・推薦・育成の型が無い ② 立ち上げ特化のコンサル・伴走 + ③ 求人データベース
許可を取って1件は決まったが、2件目が続かない ② 立ち上げ特化(落ちている工程の特定から)
推薦できる求人が手元に足りない ③ 求人データベース(②と組み合わせる)
個人で独立して、看板と手順ごと始めたい ④ 開業パッケージ・FC

事業会社が新規事業として始める場合は、②と③の組み合わせになることが多くなります。求人はデータベースで確保し、求職者集めと決定までの型は立ち上げ支援で作る、という分担です。

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人材紹介の立ち上げコンサルに頼めること・頼めないこと

人材紹介の立ち上げコンサルは「許可の先」を担う仕事です。何を任せられて、何は自社で持つ必要があるのかを先に分けておくと、依頼してから話がずれません。

頼めること(立ち上げコンサルの範囲) 頼めないこと・自社で持つこと
参入して勝てるかの見極め、撤退基準の設定 許可申請の書類作成・代理(社会保険労務士・行政書士の領域)
求職者の集め方の設計(既存の顧客接点・媒体・LP・SNS) 求職者との面談そのもの(型は渡せるが、会うのは自社の担当者)
面談・推薦・企業提案の型づくり、CA・RAの育成 推薦するかどうか、条件交渉などの最終判断
工程ごとのKPI設計と、落ちている工程の特定 専任者の確保と、実行する時間
AIに渡す作業と人が持つ判断の切り分け 個人情報の取り扱いルールの最終決定と運用

右の列を自社で持てるかどうかが、立ち上げの成否を分けます。特に「専任者を置けるか」は、始める前に決めておく必要があります。

人材紹介の立ち上げ支援を依頼する前に、社内で決めておく3つ

  1. 誰が担当するか:専任にするのか、兼任なら週に何時間を人材紹介に使うのか。ここが曖昧なまま支援を頼むと、型を受け取っても実行する人がいません。
  2. 求職者集めに何を使うか:既存の顧客接点を使うのか、LPや広告に予算をかけるのか。どちらも無い場合は、先にどちらかを用意する必要があります。
  3. どこまで行かなければやめるか:期間と工程ごとの数字で、撤退の基準を置きます。基準があると、途中で「続けるか」を感情ではなく数字で判断できます。

この3つが決まっていれば、支援会社との最初の面談で話が具体的になり、見積もりや支援期間の比較もしやすくなります。

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人材紹介の立上げコンサルを選ぶときに確認したい7つのこと

人材紹介の立上げコンサルや立ち上げ支援の会社と面談するときは、次の7つを聞いてください。答え方で、自社に合うかが分かります。

人材紹介の立上げコンサルを選ぶときに面談で聞くべき7つのこと
7つ目が曖昧なままだと、支援が始まってから期待と中身がずれやすくなります。

4つ目の「何の数字を見るか」は、特に差が出るところです。決定数だけを追うと、何を直せばよいかが見えません。

登録→面談→推薦→面接→内定のファネル。最初に詰まりやすいのは求職者の登録
段階ごとの数を毎週並べると、打ち手が「集客」なのか「面談」なのか「推薦」なのかが分かります。集計はAIに任せられます。
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人材紹介の立ち上げで、よくある失敗5つ

立ち上げで止まる会社には、共通する始め方があります。どれも「始める前に決めておけば避けられる」ものです。

人材紹介の立ち上げでよくある失敗5つ:片手間で始める/未経験で1つの領域に絞る/求職者の集め方が決まっていない/求人をゼロから開拓する/決定数だけを見て撤退基準が無い
どれも「始める前に決めておけば避けられる」ものです。

1. 片手間で始める

既存業務と兼任で始めると、面談や推薦が後回しになります。求職者は複数の紹介会社に登録していることが多く、連絡が遅れた時点で他社で決まります。専任者を置くか、少なくとも人材紹介に使う時間を先に確保してください。

2. 未経験で1つの領域に絞る

「特化した方が強い」は、先に求職者の集客力を持っている紹介会社の話です。未経験のまま領域を絞ると、その領域の先行者と集客でも実務でも正面から戦うことになります。本業の接点を活かし、推薦できる領域を広く取る方が立ち上がりやすくなります。

3. 求職者の集め方が決まっていない

最初の1件は知人経由で決まっても、そのあとの登録が続きません。既存の顧客接点を使うか、集客に使う予算を用意するか、どちらかは必要です。

4. 求人をゼロから開拓する

立ち上げ期に企業開拓から始めると、推薦できる求人がそろうまでに時間がかかりすぎます。立ち上げ期は求人データベースで推薦先を確保し、自社開拓は並行して進める形が現実的です。

5. 決定数だけを見て、撤退基準が無い

決定数だけでは、何を直せばよいかが分かりません。登録→面談→推薦→面接→内定のどこで落ちているかを追い、あわせて「どこまで行かなければやめるか」という撤退の基準を最初に決めておきます。

04

AIで少人数でも回す|AIに渡す作業、人に残す判断

少人数の会社ほど、「人手が足りないから回らない」で止まります。

CA・RAが1〜2名のうちは、面談、記録、推薦文、求人探し、企業への連絡を同じ人が抱えます。ここはAIが最も効く場所です。AIに渡せる作業と人に残す判断を最初に分けておくと、少人数でも回る体制になります。

少人数の1日は準備と記録に食われる。AIに渡すと人の時間を面談と判断に戻せる(イメージ)
時間配分は考え方を示すイメージで、実測値ではありません。
作業 AIに渡す 人に残す
競合分析 同じ領域・地域の紹介会社、公開求人の条件や相場の整理 どこで戦うかの決定
求職者データベース 登録情報・面談記録の整理、経験や希望のタグ付け、掘り起こし候補の抽出 誰に連絡するかの判断
面談 面談記録の文字起こし・要約、次回確認事項の洗い出し 面談そのもの、本人の意向の見極め
推薦 推薦文の下書き、求人との合う点・懸念点の整理 推薦するかどうか、推薦文の最終確認
求人開拓 公開情報から採用中の企業を拾い、優先順位をつけたアポリストの作成、初回連絡文の下書き 誰に会うか、条件の交渉
ナレッジ 決定事例・見送り理由・企業ごとの傾向の蓄積と検索 何を型にするかの判断
数字 登録→内定までの集計と、落ちている段階の指摘 打ち手の決定
AIに渡す作業(調べる・まとめる・下書き)と人に残す判断(会う・決める・責任を持つ)
人は面談と判断に時間を使い、AIは準備と記録を引き受ける。この分担が少人数運営の前提になります。

求人開拓のアポリストもAIで作れる

立ち上げ期に時間が溶けやすいのが、企業側の開拓です。公開されている求人情報や企業情報から採用中の企業を拾い、業種・地域・職種・採用の緊急度で優先順位をつけ、初回連絡文の下書きまでをAIに任せると、担当者は「誰に会うか」を選ぶことに集中できます。

アポリスト作成の流れ:AIが拾う・並べる・下書き、人が選んで会う
AIが作るのは「候補」と「下書き」まで。連絡するかどうかは人が決めます。

AIを使うときの前提:求職者の個人情報は、職業安定法と個人情報保護法の範囲で扱う必要があります。どのツールに何を入れてよいかという社内ルールを先に決めてから使ってください。判断をAIに任せないこと、最終確認を人がすることも同じく前提です。

少人数の会社にとって、これは大きな強みになります。大手のように人数をかけられない分、調べる・まとめる・下書きするをAIに任せ、人は面談と判断に時間を使えるからです。

AIの導入は、3つの順番で進める

  1. 記録から始める:最初は面談記録の要約と推薦文の下書きから始めます。毎日発生する作業で、効果が一番早く見えます。
  2. データベースを育てる:面談記録が貯まったら、経験・希望・見送り理由をタグで整理し、過去の求職者を新しい求人に当て直せる状態にします。
  3. 外に向ける:最後に、競合の整理と求人開拓のアポリスト作成に広げます。ここまで来ると、少人数でも「集める・つなぐ・決める」が回り始めます。

いきなり全部を自動化しようとすると、確認の手間が増えて逆に遅くなります。人が必ず確認する箇所を決めたうえで、1つずつ広げていくのが現実的です。

05

事業会社が人材紹介を始めると有利な理由

人材紹介で最も難しいのは求職者を集めるところです。ところが、その資産をすでに持っている会社があります。

人材派遣・賃貸不動産・HP制作やSNS運用の本業の接点が、求職者との接点になる
ゼロから集め直す必要はありません。足りないのは、それを決定につなげる設計と、CA・RAの育て方です。

人材派遣会社が人材紹介を始める場合

登録スタッフや応募者の母集団をすでに持っていることが最大の強みです。派遣では条件が合わなかった応募者に、紹介という別の形で仕事を案内できます。派遣と紹介では営業の進め方や手数料の考え方が違うため、推薦から内定承諾までの型を別に作る必要があります。

賃貸不動産会社が人材紹介を始める場合

転居や転勤で接点を持つお客様は、住まいと一緒に仕事を見直す時期にいることがあります。一方で、自社が求職者を集める資産を持っていることに気づいていないケースも多く、まずは既存の顧客接点の棚卸しから始めます。

HP制作・SNS運用・広告の会社が人材紹介を始める場合

人を集めるための集客の力と、企業の採用ページや広告を通じたつながりを持っています。足りないのは、集めた求職者を面談・推薦・内定まで運ぶ実務の型です。

一方で、未経験のまま一つの領域に絞る「特化型」から入るのは注意が必要です。どの領域にも先行する特化型の紹介会社がいて、集客でも実務でも正面から戦うことになるからです。本業の顧客接点を活かし、推薦できる領域を広く取れる形の方が立ち上がりやすくなります。

06

立ち上げから「決定が続く状態」までの流れ

目安として、初決定までは支援開始から2〜4か月、成約から入金までは2〜4か月(入社の翌月末か翌々月末が多い)です。最初の1件はお知り合いや既存のお取引先から出ることが多く、2件目以降を狙って出せるかどうかで事業として回るかが決まります。

人材紹介の立ち上げタイムライン:許可前・許可取得〜初決定・2件目以降・継続
初決定までは支援開始から2〜4か月、成約から入金までは2〜4か月が目安です。短期の収益を前提にしない資金計画を最初に作ることが、途中で止まらないための条件です。
06-2

立ち上げ支援の費用の考え方と、使える補助金・助成金

支援費用は「いくらか」より先に、「何件決まれば回収できるか」で考えます。

人材紹介の売上は、決定1件ごとに入ります。たとえば年収400万円の方が1名決まり、手数料が理論年収の30%なら、売上は約120万円です(手数料率は求人企業ごとに違い、一律フィーの求人もあります)。

回収の考え方:決定1件の売上(例:約120万円)−集客費−人件費=回収に充てられる額。支援費用÷この額=回収に必要な決定件数
必要な決定件数の試算は、有料の事業性診断の中で求人構成から行います。

支援費用は、プランと期間、そして自社に足りない機能によって変わります。無料相談の段階で分かるのは概算のレンジまでで、自社の求人構成に合わせた回収の試算は、事業性の診断として時間をかけて行うものです。

求職者集めのLP・広告には、補助金が使える場合がある

求職者を集めるためのLP制作や広告は、中小企業庁の「小規模事業者持続化補助金」の対象になる場合があります(ウェブサイト関連費・広報費)。採択が必要な制度で、費用はいったん全額を支払い、実績報告のあとに補助金が支払われる後払いです。交付決定の前に発注した費用は対象になりません。また「単なる求人広告」は対象外で、求職者向けのサービス広告として設計する必要があります。

CA・RAの研修には、助成金が使える場合がある

社員のCA・RAを育てる研修は、厚生労働省の「人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)」の対象になる場合があります。対象は雇用保険に入っている社員で、代表者ご自身は対象外です。研修を始める前に計画届を出す必要があり、同じ費用に補助金と助成金の両方は使えません。

補助金・助成金は公募回や改正で条件が変わります。申請の際は最新の公募要領・支給要領を確認してください。申請は事業者ご自身の名義で行うもので、LAPUPは申請の代行は行っていません。制度ごとの計算例と根拠は、人材紹介立ち上げ支援のページに載せています。

06-3

支援事例|許可取得から「決定が続く状態」まで

担当コンサルタントが個人として支援してきた立ち上げのうち、2つの例です。

許可取得から1年——未経験CA1名でのスタート

支援開始時
人材紹介事業の経験者はゼロ。CA1名でスタート
最初の3か月
事業設計、求職者の集客チャネル構築、体制とKPIの整備、CAの基礎知識の座学とロールプレイ
4か月目以降
歩留まりの改善、決定単価の引き上げ、売上を伸ばす型の構築

1年後:CA1名で年間売上3,000万円超

HP制作会社——自社の集客力と企業とのつながりを、そのまま人材紹介に転用

既存事業
HP制作。企業の採用ページを制作する中で求人を獲得
体制と集客
専任者1名。自社LPを使った広告運用で求職者を集客
支援内容
立ち上げ支援からグロース支援へ。成約確度の引き上げに注力(期間1年)

初成約まで2か月。単価より成約数を積む型で売上を構築

※支援事例は、担当コンサルタントの個人としての支援実績に基づきます。いずれも成功条件3つ(集客の導線または予算がある/専任者を置ける/型どおりに実行できる)を満たしていた企業の例で、すべての企業で同様の成果を保証するものではありません。

07

LAPUPの人材紹介事業 立ち上げ支援と担当コンサルタント

LAPUPは、もともと求人媒体の運用改善や採用LPを手がける採用支援の会社です。人材紹介事業の立ち上げ支援では、担当コンサルタントが個人として150社以上の立ち上げ・グロースを支援してきた経験をもとに、許可取得から決定が続く状態までを設計ごと伴走します。

担当
コンサルタント

溜貝 佳央梨(ためがい かおり)

LAPUP株式会社 COO/人材紹介事業 立ち上げ支援 担当

  • 大手上場企業で採用・採用広報を担当
  • HRTech企業で採用企業の支援に従事
  • 人材紹介の両面型コンサルタントとして、個人売上 年間約6,000万円(CA売上)
  • 人材紹介事業の立ち上げ・グロースを、個人として150社以上支援(2026年9月時点)

これまで支援してきた会社の参入元は、主に3つです。人材派遣事業からの参入、既存事業とのシナジーを見込んだ新規事業、そして未経験ながら市場の伸びを見た参入です。支援は立ち上げ(最長6か月)とその後のグロースで、1社あたりの伴走期間は1年以上が標準です。

人材紹介がうまくいかない最大の原因は、求職者が集まらないことです。
御社は、そこの資産を既にお持ちかもしれません。
足りていないのは、それを”決定”につなげる設計と、CA・RAの育て方です。
  • 求職者の集め方を、本業の顧客接点と採用支援のノウハウの両方から設計します
  • 立ち上げ期は求人をゼロから開拓させず、求人データベースの選定から行います
  • 面談記録・推薦文の下書き・競合分析・アポリスト作成など、AIに渡す作業と人が持つ判断を最初に分け、少人数でも回る体制を作ります(AIの使い方の詳細)
  • 撤退基準を先に決め、「やらない方がいい」という結論も出します
無料相談でできること/有料の支援に含まれること
事業性の診断は有料の支援に含まれるため、無料相談の場では行っていません。

人材紹介の立上げコンサルを検討中なら、まず30分だけ現状を聞かせてください。

これから始める方も、許可を取ったが2件目が出ない方も対象です。条件が揃っているかどうかも、率直にお伝えします。

このテーマは、状況別の記事でも詳しく扱っています。1件目のあと決定が続かないときは人材紹介で2件目の決定が出ないとき、派遣事業から始める場合は派遣会社が人材紹介を始めるには、少人数での業務の組み方は人材紹介のAI活用・効率化をご覧ください。

FAQ

よくある質問

人材紹介の立上げコンサルとは、何をしてくれるのですか?

許可を取ったあとに、求職者を集めて決定につなげるまでの設計と実行を支援するサービスです。許可申請そのものは専門家の領域で、立ち上げコンサルはその先の「事業として回る状態」をつくる役割です。

人材紹介の立ち上げ支援とコンサルは違いますか?

呼び方の違いで、中身はサービスごとに異なります。助言だけか、実務の型まで渡すか、求人や集客の手段まで含むかを確認してください。

立ち上げ支援を頼むと、どのくらいで売上が立ちますか?

目安は、初決定まで支援開始から2〜4か月、成約から入金まで2〜4か月です(入社の翌月末か翌々月末の入金が多い)。短期の収益を前提にしない資金計画を最初に作ることをおすすめします。

許可の要件は資本金500万円ですか?

いいえ。基準資産額(資産−負債)が500万円以上、現金・預貯金が150万円以上です(いずれも1事業所の場合。事業所が増えると要件も上がります)。最終的な判断は管轄の労働局や専門家に確認してください。

少人数でも人材紹介は回せますか?

面談記録・推薦文の下書き・競合分析・アポリスト作成などをAIに任せ、人は面談と判断に集中する形にすれば、少人数でも回る体制は作れます。個人情報の扱いのルールを先に決めることが前提です。

求人はどうやって集めるのですか?

立ち上げ期は求人データベースを使うのが現実的です。ゼロから開拓すると、売上が立つまでに時間がかかりすぎるためです。

人材紹介の立ち上げコンサルの費用はどのくらいですか?

プランと期間、自社に足りない機能によって変わります。決定1件の売上から集客費と人件費を引いた残りで、何件決まれば回収できるかを先に試算するのがおすすめです。無料相談では概算のレンジまでお伝えしています。

許可申請にはどのくらいの期間と費用がかかりますか?

申請から許可まで、おおむね2〜3か月を見込みます。手数料は1事業所で5万円(収入印紙)、許可のときに登録免許税9万円がかかります。時期と書類は管轄の労働局に確認してください。

立ち上げに補助金や助成金は使えますか?

求職者集めのLP・広告は小規模事業者持続化補助金、CA・RAの研修は人材開発支援助成金の対象になる場合があります。どちらも審査や事前の届出が必要で、同じ費用に両方は使えません。

出典:許可事業所数・新規許可数は、厚生労働省「人材サービス総合サイト」の許可・届出事業所一覧を全件取得して集計(令和8年9月1日現在)。許可要件は厚生労働省の職業紹介事業の業務運営要領による。期間・支援事例・費用の考え方・補助金と助成金の記載は、LAPUP「人材紹介事業 立ち上げ支援」ページ(2026年9月時点)の内容に基づく。

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